正直、私は寄せ植えが苦手。
なぜなら「欲張り」だからだ。
あれもこれもと、どんどん詰め込んでしまう。
昨年のテラリウムワークショップでもそうだった。
ミニサボテンは今でも元気にしているが、一緒に入れたエアプランツはダメになってしまった。
その時、ふと頭に浮かんだのが「石には石心、人には人心」。
鶴見にある「建功寺」のご住職であり、また作庭家の第一人者である「枡野俊明」さんの言葉だ。
石にはね「心」があるんです。
私がここに置きたいと思っても石がイヤだというと
絶対に置けないんです。
無理やり置こうとするとグラついたりする。
だから石の心をきちんと聞いて置くべき所に置く。
私はそれを繰り返しているのです。
人に心があるように、石にも心があります。
その心をきちんと聞くことが大切なんです。
全文このまま仰ったわけではないが、概ねこのようなことだった。
今回の寄せ植えも「もどかしくままならない」感じがあった。
そう感じたときは「あ、ここじゃないんだね」と、組み替えたりしていったら今の状態におさまってくれた。
こういう感覚、モノづくりをしていく上で大切にしていきたい。
そう思う今日この頃です。